Kaz66

そして僕は途方に暮れるのKaz66のレビュー・感想・評価

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)
3.8
「何者」「娼年」の三浦大輔監督・脚本の最新作。三浦さんは劇作家・演出の出身で今もコンスタントに自身の舞台を上演中。その中からも「愛の渦」「裏切りの街」と映画化(原作・監督・脚本)され、今作もその一つ。
役者も舞台から主役(裕一)の藤ヶ谷太輔、同棲してる彼女:前田敦子、裕一の親友:中尾明慶の主要3人が続投。
脇を豊川悦司/原田美枝子/毎熊克哉/香里奈/野村周平が固める。
藤ヶ谷くんの“ダメ男”っぷりが板に付いてて、父役の豊川・母役の原田の演技が輪をかけて素晴らしい。あっちゃんも中尾くんも舞台からの長いコンビネーションでいい味出してました。
逃げて逃げて逃げまくる藤ヶ谷くん、その周りを取り巻く“なにか足りない”人々…。
ギリギリで踏みとどまり、「何かって言えないけと…なんかすいません!」と謝る藤ヶ谷くんがクズだけど人間味溢れカッコよかったです。
終映前日サービスデーの夜(今はこの1回のみ上映)、15名ぐらいの観客、僕以外は(藤ヶ谷くん目当ての)ジャニーズ女子でした。
僕の列の端の女子が、ポップコーンがさがさ/カバンごそごそと残念な感じでしたが、それを前の席の女子が終演後に「うるさ過ぎ、信じられん」と友達と喋ってるのがシュールでした。笑
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