三浦大輔監督作品は大好きなものも多いので期待したのだが...
びっくりするくらい普通につまらなかった
この映画はどこに面白さがあるのか、全く掴めず
そもそも、コミカルな調子で作られているのに、会話ややり取りは全然軽妙ではなく
ただ、ただ、テンポの悪いやりとりをだらだらと繰り返す
もっとテンポ良くデフォルメさせてバタバタにするか、もしくはもっとシリアスであれば引き込まれたかもしれないが、延々と繰り返されるダラダラに序盤から苦痛を感じた
主人公のクソさは共感できる部分もあるが、決して感情移入することはできない
再生の過程を描いているのかもしれないが、長いし、これわざわざ映画にして1本作る必要のある内容なのか?と思わされた
ところどころ不可解な点もあるし、ストーリーの構成としてもしっかり作られているとは思えず
結末部分に関しても、多分そうだろうなという予想通りの結末だったし、それは責められないと言うか、それで当然なんじゃないかと
結局、見終わったあとに誰にも肩入れできず、何もスッキリせず、スッキリしないならしないで何か得るものがあったのかと言うと何もなく
面白くない作品っていろんなタイプがあるけれど、ここまでストレートに面白くない、つまらない時間を過ごさせる映画も珍しい
同じ評価1.5でももっとバカバカしいもののほうがネタにもなるし記憶にも残ったりするけれど
これに関しては全く残らないだろうなあ... という感じだった