じゅん16g

ノーカントリーのじゅん16gのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
3.0
偶然大金を見つけた者、その金を取り戻そうとする者、そして金を取り戻す過程で何人もの命を奪う犯人を止めようとする老保安官。

特徴的なのはBGMがなく無音。それがより一層この映画の雰囲気を醸し出している。

シガー役のハビエル・バルデムが恐ろしく怖い。手にはサイレンサー付きのショットガン、そして圧縮空気で金属のボルトを打ち出す銃を持ち執拗に追う姿はほんとに恐ろしい。

ラストは意外にもあっけなく、その後やシガーとは何者だったのかなどの説明はほとんどない。そしてトミー・リー・ジョーンズの苦悩が描かれている。

原題がすべてを語っている。テーマとしては今と昔。時の流れについて行けない者に未来はないってことでしょうか。
所々にそういった描写が見られる。