ごんチキン

ノーカントリーのごんチキンのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
3.6
"コーエン兄弟によるサム・ペキンパーっぽい『イット・フォローズ』"です😅

狩りをしていた男 モスがギャングの抗争現場にあった現金200万ドルを奪って逃走する。彼は冷酷な殺し屋 シガーと、保安官 ベルに追われるというストーリー

サム・ペキンパーの映画かと思うくらい硬派で骨太でした😧
"コミカルなジョーク"を無くしたコーエン兄弟、こんな映画も作れるんですね…。

あの髪型のH・バルデムが微笑みが心底キモくて笑っちゃう🤣🤣
「怖い」を超えて「キモい」の領域まで達した彼の演技に拍手👏

"映画史に残る悪役 アントン・シガー"の理不尽すぎる殺人に震える😨
フォロワーさんたちのレビューを読むと、"家畜屠殺用の空気圧銃"を使うスタイルが衝撃を感じた人も多いみたい…💦

ただ、J・ブローリン演じるモスもしぶとい!
ショットガンを切り詰めたり撃たれても川を泳いだり…やることぜんぶプロの所業で「こいつ何者やねん!」と思いました😂

"死=シガー"という『イット・フォローズ』と同じメタファーを感じる🤔
出会う人たちを片っ端から殺して、迷ったらコインの裏表で決めるシガー…こんなの"死を具現化したもの"としか思えん💦笑

「誰にでも死は突然やってくる。それは運の良し悪しで決まる」
逆を言えば「理不尽なこともあるけど、希望(ラッキーなこと)もある」という意味になりますね☹️

"生と死"、"希望と絶望の人生"を語る骨太なクライムサスペンスでした👍
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