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戦場のエルナのchiyoのレビュー・感想・評価

戦場のエルナ(2020年製作の映画)
3.0
2022/2/27
京都ヒストリカ国際映画祭のオンライン配信。1918年、第一次世界大戦。一言で言えば「母は強し」になるのだけれど、息子を想う母親よりも無謀な母親という印象が強い。彼女が部隊にいることによって、急遽前線に駆り出されるなんて周りは堪ったものではないのでは?と思ってしまう。そして、知的障害があるとはいえ、カレは充分に自分で物事を考えることが出来ると思う。が、障害の軽い重いではなく、エルナにとってはカレを守ることが贖罪。また、女性としてのエルナも描かれるけれど、結婚を約束した人がそこまでエルナを求める理由がよく分からない。以前から求婚していて断られていた、というわけでもなさそう。戦場での母子の成長とエルナ個人の幸せ、両方を詰め込んだことで散漫になってしまった感が否めず。
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