戦場のエルナの作品情報・感想・評価

「戦場のエルナ」に投稿された感想・評価

chiyo

chiyoの感想・評価

3.0
2022/2/27
京都ヒストリカ国際映画祭のオンライン配信。1918年、第一次世界大戦。一言で言えば「母は強し」になるのだけれど、息子を想う母親よりも無謀な母親という印象が強い。彼女が部隊にいることによって、急遽前線に駆り出されるなんて周りは堪ったものではないのでは?と思ってしまう。そして、知的障害があるとはいえ、カレは充分に自分で物事を考えることが出来ると思う。が、障害の軽い重いではなく、エルナにとってはカレを守ることが贖罪。また、女性としてのエルナも描かれるけれど、結婚を約束した人がそこまでエルナを求める理由がよく分からない。以前から求婚していて断られていた、というわけでもなさそう。戦場での母子の成長とエルナ個人の幸せ、両方を詰め込んだことで散漫になってしまった感が否めず。
pherim

pherimの感想・評価

3.5
肝っ玉おかんが男性兵士になりすまし、
徴兵された知的障碍もつ息子を探し戦地へ赴く。

第一次大戦期、ドイツに早期支配されたデンマーク人の苦渋を、息子想う母の目線で描く熱さ。“敵兵”とも違う“内なる悪”が、協力を餌に結婚迫る上官の狡さに象徴される良構成。
ヒストリカ国際映画祭

第一次世界大戦中、
ドイツ人じゃなくてデンマーク人なのにドイツ軍として戦わなくちゃいけない、というナショナルアイデンティティの話と
知的障がいのある息子を戦地で守るために男装して自分も戦地に赴く母の話と
二つのテーマで進んでいく物語

脚本がうまい、ってかんじ

死亡フラグ綺麗に立てて死んでいったキャラクター…
cozy

cozyの感想・評価

3.0
母子の話とデンマーク人としてのアイデンティティの話。ひねりがなく、メッセージ性も分かりやすい作品であった。
ね

ねの感想・評価

3.0
母は強し。
だが、いつの日か母に守られずとも子も強くなる。
戦争という過酷な状況を通してエレナは母として、カレは大人として成長する。
そんな物語。

これはダメ、あれはダメって制限することは本当に本人のため?
否、できると信じることが本人のためだ。

女だからとか、母親だからとか、そういう理由でエレナが隊員に大切にされていたのはなんだかモヤっとした。
別に女だろうが、男だろうが、辛さを共有する同胞として愛せ、と思ってしまうのは私だけだろうか。

その濡れ場必要?って思わないこともなかったが、極限状態に男女がいたらそうなっちゃうもんだと伝え聞くから必要だったのかも、しれない。

戦争映画は現実でも虚構でもドラマが多過ぎて、突き抜けるのは難しい。
親子の成長物語として観るならおススメできるが、戦争映画としては。。。
レク

レクの感想・評価

3.7
第一次世界大戦下、ドイツに徴兵された知的障害の息子を見守るために、母が男装して部隊に潜入する。

デンマークの誇りと母親の愛の力強さ。
戦争映画というよりは、戦場の過酷さや残酷さを通して母子ともに変化していく姿に焦点を当てた感動的なドラマだった。
サンタバーバラ国際映画祭にて。

第二次大戦ドイツ占領下のデンマーク、ドイツに食料供給や兵役で協力していたっていうのはつい最近別の映画でも観た。

障害を持つ息子と暮らす母。ドイツ軍として息子カレが徴兵される。
兵士には不向きという診断書も古かったため無効、目の前で息子は連れていかれる。

ドイツと協力しながらもデンマーク国民はやはり内心違和感ありのようで、「私はデンマーク人です」とアピールする場面がよく出てくる。
望まぬ戦争、蛮行を繰り返すドイツ軍に加わること、障害を持つ愛しい息子を危険にさらすことのトリプルパンチのお母さんが取った行動は、そこまでするのか…とも思うが、唯一の大切な者を失うくらいなら、一緒に死んだほうがマシということなんだろう。

息子を戦争に送り出して自分は残って、万が一息子が亡くなるようなことがあったら、何もできずに送り出したことを後悔するからだろうね。

ずいぶん大胆に軍に潜り込んだが、バレるバレないは大した問題じゃなかった。

お母さんが参戦したことにより微妙に変わる部隊の雰囲気、やっぱり戦下でもそういうことってあるんだなぁ。あの描写は映画的には無くても良いんじゃないの?と思ったりもした。

女性として扱われ、トレーニングもろくにしてないお母さんだがどんどん肝が座っていく。簡単に言ってしまえば母強しなんだろう。

戦争ドラマでありながら敵はあまり出てこないしドンパチもさほどない。

息子を思うがゆえ良く言えば果敢、悪く言えば無謀な行動に出た母目線で数ヵ月を描いたドラマだった。

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