何というバタフライエフェクト
やり場のない怒りをぶつけるだけのギャング狩りと、何故か始まる壊れかけのオッさん達との共同生活
全て女の子が赤い自転車で良ければ起きなかった事、偶然はなく全ての事に理由はある
人間の視点からは見えない物事の全体像を神の視点から観せる脚本が秀逸
そんでもってメッセージ性、エンタメ性も両立しているのが素晴らしい
"怒りをぶつける相手がいれば楽"というのはまさにその通り、荒ぶるその気持ちを抑えて残されたものを大切にする人こそ真に強い人なんだろう
又、笑っていいのか悪いのかわからないシリアスなユーモアもいっぱいでとても良かった
いつものリベンジアクションかと思いきや非常に計算し尽くされている、頭空っぽにして観る作品が多いこのジャンルの中にあって、一歩成長のある作品だった