このレビューはネタバレを含みます
ん？なぜハッピーエンド風なラストで終わってんの
電車事故を起こしたのはギャング(ROJ)の仕業って証拠固まってなくないか？
客観的に推察するなら可能性はあるって程度だろ
不確定な情報で犯人がいる、とけしかけたオットーは会社を解雇された無能な数学者だし、電車を降りた人物は全く関係ないって描写もあった
・自分が集めた証拠でもないのに乗っかって皆殺しを決行できちゃうマッツ
・遺族に対して事故ではなく犯人がいると言えちゃうくせに無関係を決め込むオットー
・過去の恨みつらみで復習を煽って参加しようとするネット犯罪者のエメンタール
・セラピーを4000時間受けても正気に戻らないケツ出しレナート
冷静に思い返してみてもこの4人、揃いも揃ってヤベェ奴らだって
ギャングなんだからとの先入観はあるけど悪事をはたらく描写はないし皆殺しのシーンはあまりにも胸糞悪かった
一方で、問題だらけの彼らが集まることで心の傷を埋め合い支え合うというハートフルな話でもある
こっちが映画の本線なんだろうけど復讐劇が最初から最後までお粗末過ぎて消し飛ぶ
マッツ主演ってことで見たけど彼が出演してる作品でぶっちぎりのワースト映画
追記
散々言いたいこと言った後に他のレビューや感想を見ていると、実に現代っぽい話ではあるのかと思わされた
SNSでよく見られる正義感丸出しで正しいと疑わずネットリンチしてしまう善良な人たち
みたいな社会風刺として捉えるとよく出来ていると感心してしまった
冒頭の青い自転車を欲しがる娘と盗まれる自転車のシーンはメタ的な描写だったわけか
直線的にではなく俯瞰して捉える事を学びました
(このレビュー個人の日記みたい…)
