マッツミケルセンの新たな魅力を見つけられた感じ。
予告編を見ても一瞬どこに出ているのか全く気付かないほど、これまでの役とは全く違った雰囲気で正直驚いた。
クールで知的、時に冷徹さを持ちながら、全てを超えていく……、なーんてことは全くなく、カッとなるとすぐに暴力、人の話は全く聞かない頑固オヤジ。おまけにガサツで、他人の思いなんかまるで考えようともしない。
そんな彼を娘と理系オタクが少しずつ変えていく。二転三転する展開も笑えるし、オタクメンバーそれぞれの抱える過去もまた切なさを感じさせ、まさに人生悲喜交々といったところ。
自分の人生が他の人の人生と絡まるように繋がりながら世の中ができていることを様々な伏線で考えさせてくれる。そして、グダグダしたり、イライラさせられたり、時に全てをぶち壊したり。それでもそうやってお互いを支え合いながら生きていく仲間がいる。一人で生きるって実は難しいんだなと感じた。
それにしても、あれだけ殺しておいて犯罪者にはならないのか?
最初から最後まで警察は何しておる?笑