みさと

真夜中乙女戦争のみさとのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

ざっくりとしたあらすじだけ見ていったら、純文学だったでござるよ

都会の大学に進学したもののけして裕福と言えない主人公は、鬱々とした気持ちを抱えながら学生生活を送っている。
変化を求めて選んだサークル活動がかくれんぼ同好会で、そこで知り合った先輩女性に惹かれていく。
同じ頃学内で放火騒動を起こしていた黒服とも知り合い、その何ものにも囚われない行動にも愉しみを見出していく。
黒服は早くからその才を発揮し巨万の富を得ており、財力と巧みな言葉で多くの人を魅了していく
やがて黒服とその一派は怪しげで危うい集団へと変化していき、そして。

と、言うわけでメインキャラの役名が「私」「先輩」「黒服」で、逆に端役の方に固有名詞があると言う逆転現象が起きていて変な感じだった。
主人公が途中で花卉の卸市場でバイトするシーンがあったんだけど、すごいパワハラな現場でめちゃくちゃ印象悪くて、これ良いのかな?と思ってしまったよ

ファイトクラブのオマージュてのを見かけてなるほどーとはなったけど、それまでだった

話の流れとか全然違うんだけど見ている間「青くて痛くて脆い」が過ぎって仕方なかった。

途中の映画鑑賞で出てきたノスフェラトウはさておきその後かかってた音楽が聞いたことがあるのに(多分映画のサントラ)思い出せなくてモヤモヤ
親が出してくれた学費に対して講義のコスパとか考えるぐらいだったのに、奨学金申請ブッチしたり、しまいには全然大学行ってる様子も失くなってるし、よくわからん連中の仲間としてテロに加担してるし、で、親からしたらたまったもんじゃないな、とか思ってしまったよ

始まって5分ほどして男性が出ていって戻って来なかったのはスクリーンを間違えただけだと思いたい。タイトルに釣られて見に来たらなんか思ってたものと全然違ってた可能性もあるよね、とは思ってしまったけれども
みさと

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