ホラー映画。
序盤からそっち視点から？という結構エグ目のシーンが流れて少し期待値が上がる。が、怖いのは正体を探っている序盤くらいで、中盤以降はがっつり対決になっているので恐怖感は薄い。
スクープの為なら捏造を問わない記者設定が、オチとして綺麗にはまっているし、ストーリー全体も悪くない。が、設定に振り回されて感情変化が弱いように感じた。急に正義漢に目覚められても気持ちが追いつかないまま終盤までいってしまった。
また、要所要所のホラー描写は押さえていると思うが、悪魔の造形や演出などもう少しで怖くなりそうな部分がそうならないのが残念だった。
聖書を引用している映像が多いが、丁寧に説明してくれるのでキリシタンでなくとも映画として楽しめると思う。
