Bobsan

アンホーリー 忌まわしき聖地のBobsanのレビュー・感想・評価

2.9
エヴァン・スピリオトポウロスさんはディズニー出身の脚本家で、独立した後ドゥエイン・ジョンソンの「ヘラクレス」や「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」といった偏差値低めの作品の脚本を手掛け、最近では「ヴァチカンのエクソシスト」が大変話題になりました。
イギリスの著名な作家ジェームズ・ハーバート原作「シュライン(神社)」の映画化で監督も兼任した本作は偏差値の低くない真面目な作品になりました。
少女の治癒能力を目の当たりにしたカソリックの狂信者たちが一斉に祈り始めるあたりがアホだなぁと思いましたが、本作はそういう人々を冷笑的に描いた作品ではありません。原作は未読なのでどういう視点で描いているのかわかりませんが、エヴァン監督はカソリックに対しての欺瞞や疑問はあまり感じていないのかもしれません。
神父役で「ダイ・ハード2」で裸踊りをしていたウィリアム・サドラーが出ていますが、歳を重ねておばあちゃんみたいでかわいくなってました。
音楽は「インシディアス」、「死霊館」シリーズのジョセフ・ビシャーラ。今回は女性ボーカルを多用した、またしても不気味な音楽を聴かせてくれます。
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