待ちに待った鬼平 松本幸四郎 章
引き継いだ演者はほぼ無しで一新されていました。
幸四郎さんは吉右衛門さんに声が似てるし恰幅を良くする為に苦労なさったんだろうなと。
体幹がしっかりしているのか殺陣の所作が美しい。
時代劇、しかも脈々と3世代4世代と続くこの鬼平犯科帳はもはや古典文学の域で「イマドキな所作」はいらない。と私は思っている。
なので必然的に演者さんはその手の方が多い。欲を言ったらキリがないが作り込まれた端々の描写や雰囲気も気持ちが良い。
これから増えるであろ「犬」も楽しみ。
ただね～
少し長い。念のためCM明けにCM前と同じこと繰り返しますね的なアレ。
でもその辺は致し方ないとして
一番の盛り上がりでモーツアルトの魔笛を意識したような楽曲。あれはちょっとどうなの？興醒めという言葉かピッタリ。
それにおまさちゃんはあんなに活舌悪くちゃダメじゃないかなぁ。引き込み女は目立たず少し陰があるのが鉄則だろうに。
美しい顔立ちは置いといて、活舌の悪さが際立ってしまいとても重要な役どころな故に少し残念でした。
