YasuyukiKimura

仕掛人・藤枝梅安のYasuyukiKimuraのレビュー・感想・評価

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)
3.7
「おんなごろし」をベースにしながらいくつもの仕掛が入り組み、この仕掛の「起こり」は誰なのか?が常に頭の端に引っかかるミステリー仕立てになってるのも大江戸ノワールとマッチして良かった。
江戸の街を坊主頭のトヨエツが歩いてるだけでちょっと面白くなっちゃうのずるいし、喋るとただのトヨエツになる瞬間がちょいちょいあって面白かった。愛嬌の塊みたいな彦さんとのバディ感も良い。チャンバラ要素を一手に請け負った早乙女太一の大立ち回りも見事だった。
梅安先生と彦さんが食べるものがいちいち美味そうで、梅安先生と彦さんが食べ歩くだけのスピンオフが見たいと思ってしまった。万七の飯を誰も美味そうに食ってなかったのとの対比が見事。
四月の続編が楽しみ。
YasuyukiKimura

YasuyukiKimura