白波

よい子の殺人犯の白波のレビュー・感想・評価

よい子の殺人犯(2018年製作の映画)
3.3
プライム・ビデオ鑑賞
台湾のアニヲタの孤独を描いた作品。
貧困や引きこもりに介護など、台湾社会の背景も描かれています。
冒頭のアニメが日本語っぽかったんだけど、本当にジャパンアニメの設定らしく主題歌も日本語というこだわりの強い作り。
のちに「最強のボビッター」というタイトルとわかるんですが、ポスターも作ってて笑いました。
本場?日本ではボビッターパッケのコアラのマーチもあるようです。それと横浜ではボビッターパレードというイベントも定期で開催されているようw
イチゴちゃんがモロにオタサーの姫で、ふんわりサイコ気質。
最初は可愛らしかった導入でしたが、いたずらの辺りからシャレにならない流れになります。
段々と環境や自信が壊れて行く様が見ていて辛くなってくるんですね。
そうして迎えるラスト。人はやはり拠り所が無いと生きていけないのでしょうね、なるべくしてなった物語の終わりでした。
ただこの物語、どこにも救いがないのにも関わらず、ラストの笑顔の旅立ちには爽快感さえあるんですよね。
主演のホアン・ハーは中々魅力的で、他の作品も観たいくらいでしたよ。
白波

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