梅ちゃん

よい子の殺人犯の梅ちゃんのレビュー・感想・評価

よい子の殺人犯(2018年製作の映画)
3.2
先日鑑賞した〈赤い服の少女〉の好青年リバー・ホアン氏が、長髪の自宅警備員に。
見た目、坂口健太郎から宅八郎へ―――

〈最強のボビッター〉という架空の日本アニメを愛する青年阿南。
気弱なオタク青年が、ボビッター好きの小悪魔系女子にちょっかいをかけられ、あっさり恋に落ちる。
そして、彼女の欲しがるボビッターの非売品着ぐるみを手に入れる為、犯罪行為にまで手を染めてゆく。
純情に駆り立てられた凶行の顛末を描いた台湾製クライムサスペンス。
2018年80分🇹🇼

ポケモンの使用許可が下りず、代打登場となったオリジナルキャラ、ボビッター。チープなアニメと微妙な日本語は妙な味わいがある🤔

女性に免疫がなく、ちょっと優しくされたらすぐ好きになっちゃう非モテ男の鉄板ムーブ、リアル過ぎて見ていられない🫣
(これが…わたし…!?🪞🥹✨)

貧困や就職に関する台湾の社会問題、監督の親戚のエピソードをベースにした物語。抑圧された弱者の感情が解放される展開からは、カタルシスよりも悲哀が感じられました。

美形のリバー・ホアン氏が、しっかりと気弱なオタク青年に見えたのも本作の見所でしょう🤔