しちれゆ

うみべの女の子のしちれゆのレビュー・感想・評価

うみべの女の子(2021年製作の映画)
3.6
アメリカの若者も真っ青な日本の中学生の性と愛。磯部の部屋に行ってはセックスに明け暮れる小梅。時には学校のトイレでも、これには仰け反った。
私は中学生って一番汚い時期だと思っている。自意識過剰で頭の中は妄想と欲望に充ちていて身体からの分泌物も過多。自分をかっこよく見せたい、可愛く見せたい、自分の容姿に命をかける。憑きものがついてるみたい(例外的に美しい少年少女もいますがごく一部)。
″青春″と言われるそんな時期は大人になって振り返ってみると大したことなかったりしょうもなかったり。そして辛いのは自分だけじゃない、ブスな子は他にもいるw ってことに段々気付いていく。
この世に生まれてからまだ十数年、実は人間は本当の″大人″には永遠になれないんだけど、そこに気付かず、大人目指してがむしゃらに生きている彼や彼女。これはそんな若い人たちへ向けての餞(はなむけ)の映画だと思う。
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