S子

先生、私の隣に座っていただけませんか?のS子のネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

試写会@ユーロライブ。
ちょっと期待しすぎたなー。
「先生、私の隣に座っていただけませんか?」って誰目線で誰に言ってるんだろうって考えてから見たけど、やはりそこがキーで。
でもタイトルと設定から自分が想像した以上を超えてこなかった。予想通りだった。
一つ予想と違ったのは、新谷先生は存在してそうってこと。てっきり存在しないと思ってた。

あと、2人の過去をもうちょっと小出しに散りばめないと「先生、〜」というセリフは効いてこない。でもあまり出しすぎるとすぐバレちゃうし、しょうがないのかな。
俊夫に佐和子が聞いた「なんで描かないのか」に対する答え「わかってるだろ」で全てを表すしかないよなぁ。

鳥飼茜の画が、俊夫の方だってわかってから、まだ出ないのかまだ出ないのかウズウズしてた。
そうか、最後のあそこでギャンって心臓掴むために焦らしてたのか。
鳥飼茜の画にはその力がある。

収穫はたくさんあった。
eillの「プラスティック・ラブ」がよかったこと、新谷先生役の金子大地を新発見したこと、やっぱり柄本佑はうまいってこと、鳥飼茜の絵が大好きで心臓掴まれるようにギュンとくること。

試写後のトークライブで思った以上に監督の話を聞けてよかった。
うんうん、あれは明確なビジョンに基づいて撮ってますよねっていうのが聞けて納得。
鳥飼茜の話を聞けなかったのが残念で仕方ない。
そういや柄本佑が履いてたピンクのスニーカーがかわいかったんだけど、どこのなんだろう。。。
S子

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