かなり良かった！脚本に無駄がないし、落ち着いた雰囲気の中にしっかり緩急がある演出でとても見やすい。そんでとにもかくにも、これはキャスティングの勝利だわ〜こちらが不倫してなくても震え上がる黒木華の異様な落ち着き方や、冷静に見えてグダグダな柄本佑のダメ男ぶり、そして敵に回したくない女・奈緒の本心が読めない満面の笑み。おもろかったわ〜やっぱ不倫って良いね…(語弊)
どこまでが漫画でどこまでが現実か、見てるうちにだんだん分からなくなってくる。黒木華の役が実家に帰って読む漫画が「BASARA」と「ポーの一族」な時点で、わたしこの役のこと100理解できたつもりでおったけど驕りだったわ(それはそう)
「自動車の免許を取ること」と「言いたいことを伝えること」のふたつのチャレンジに挑む過程、そしてその結果。不倫絡みの面白さはオマケであって、漫画家であり女性でありひとりの人間である黒木華が、人生のブレーキから足を外し、ゆっくりアクセルを踏んでいく作品。ある意味さわやかな映画だったな。
劇中漫画読みたいな〜
