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エンドロールのつづきのmarucoのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
5.0
チャイが飲みたくなった。

それは、
サマイの厳格な父が手作りしたやつ、
そしてそれを家業の手伝いにサマイが
寸時に列車の停車中の乗客に、
「チャイはいらんかぁ…、」と手売りしてるやつ、
そのチャイを飲んでみたい、
感じてみたいとずっと想ってた。

私にとり全てが初見の俳優だった。
それが寧ろ臨場感と信憑性を呼ぶ。
これらを今や世界に名を馳せた
パン・ナリンと仰る監督が、
自らの少年時代の実話を紐解き、
回顧調に映画化されたものです。
インド映画のつましく清廉な
生きざま、佇まい…、
サマイの母は女神のように見えた。
楚々とした美しさには愛が満ち溢れてた
そして、無骨で厳格な父の決断。
全ての苦悩、哀しさ、優しさ、
壊れかけた自尊心…、泣けた。

サマイは本当に魅力的な少年だった。
作中、数人の素晴らしい友達も出てくるけれど中でもサマイは痩せてて、
華奢で小さい。でもね、
この山椒はやっぱり、
小粒でぴりりと辛いねんな✨
聡明で繊細な感性を持つ子やったんやな

そしてね、
サマイが自分の掌を光に照らしたときの指はおぼこくて、
本当にふっくらしてて
胸が痛くなるほどに愛おしい。
ものすごく可愛いいねんなぁ💕
そしていつも頭に汗をかいてるような
ロングヘアは愛おしくてね、
思いっきりサマイの頭に私の鼻頭を
突っ込んで嗅いでみたかった。
とてもええ匂いがしたと想う。

汗の塩っぱさと夏草の青っぽい、
ええ匂いがしたと思う。

ナマステ🙏

マタアワセテクダサイ
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