劇場公開時に観に行きたかった作品の一つ。
静かな映画。
映画が好きな貧しい家庭の少年が、料理上手な母が持たせてくれる美味しいお弁当と引き換えに映写技師のおじちゃんに映画を観せてもらうというところから展開するお話。
母は途中から寝ちゃってたけど、曰く「ニューシネマパラダイスみたいだね」と。
私はまだ観られていないのでわからないけど大まかなあらすじは同じっぽい感じ。
これは飯テロ映画でもあると思った。
お母さんめっちゃ綺麗な方。
ご飯を作る様子から飯テロ。美味しそう。
貧しい中でもご飯は、調味料もスパイスもたくさん使ってしっかり作っている。
お母さんの身支度シーンなども魅力的だった。
主役の男の子、お芝居が上手い。
ふっと、大人びすぎた表情をする。
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夕陽を受けて映写室で眠るサマイ。
布をかけてあげるファザルさん。
一番幸せな時間だろうなと思う。
光を捕まえるシーンはとても心洗われる気持ちがした。自由に、素直に、心のままに。
ダヴェ先生も、生徒がやりたいことのためにやるべきことをはっきり言ってくれるんだなと。
フィルム泥棒の件、やったらいかんことはいかん。
お父ちゃんが怒るのは当たり前。
(叩いてる途中でお母ちゃんが棒を奪い取って投げ捨て、サマイを抱き抱えてお父ちゃんを無言で睨み去っていくシーンは強いなと思った。
ここの夫婦は、お母さんは普段教育に関してあまり口を挟まない(挟ませてもらえない?)感じだけど、守るべき時は守り、主張しという感じでバランス取ってるのかなと思った。)
ただ、好きなことに夢中になれる才能は素晴らしいと思う。
映写機を自分たちで作ろうとしたり、思いつきだけじゃなくて観察をしっかりしているし、頭で考えて試行錯誤して答えまで辿り着いている。
賢い😳
妹にマニキュア塗ってあげてるシーン、一瞬だけどすごくいいなと思った。
サマイは恵まれてる。
ファザルさんは好きだった職を失い、友達も貧しいまま、
お父さんの職がなくなりそうな件については映画の中で解決してなかったけど、そんな状況でお金を持たせて送り出す。
食い扶持は減らせるかもしれないけれどやはり学費等かかるのではないだろうか。
そもそも、電車通学ってお金かかんないのかなって思ってた🤔
とにかく、自分の好きなことをできるのって当たり前じゃない。
きっとこれからいろんなことを学んで感じて大きくなっていって、そして理解することもあると思う。
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