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エンドロールのつづきのjoniseのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.4
基本的に『ニュー・シネマ・パラダイス』そのままだった。ただ主人公の少年:サマイが映写技師:ファザルの人生を導いていくという、本家とは逆の立場といのが、本作の見所かなと思った。
またサマイの父親が元々階級の高い地位だったのに、現在では階級の低い地位になってしまった点も、インド社会の現状を示していると思った。
その他にも、映写機が全く別の物に再利用される過程が印象に残った。

個人的にはサマイがフィルムを盗難したりと中々の悪ガキなのが、ちょっとどうかなと思った。一応警察に咎めらるとは言え。
あと父親が映画を毛嫌いする理由とラストの映画に対する考えの変化が、描写が薄かったかな。
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