このレビューはネタバレを含みます
※2009年公開『エスター』の前日談。
とある精神病院からある少女が脱走する。
その少女は、自分と顔が似ているエスターという行方不明の少女になりすまして、エスターの家族の元に引き取られる…。
色々と不安要素はあったが、中々良くできた前日談だと思った。エスターを演じたイザベル・ファーマンに関しては、外見が少女という役柄について、流石に無理があるところもあったと思う。それでもイザベル・ファーマンの年齢を考慮すれば、気にする程でもないと思った。
正直なところ中盤付近の予想外の展開には驚いた。まさかあの家族自体がヤバい人達だったとは…。ただこの発想自体は面白かったが、折角の設定を活かしきれていない感じがして勿体なかったと思う。
もっとエスターと引き取った家族とのエグい駆け引き(心理戦)があれば良いなと思った。特に前作でのエスターは口封じのためのエグい描写があったので尚更だった。