パール

エンドロールのつづきのパールのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.8
映画館で見逃して気になっていた作品。

映画愛に溢れた、映画をリスペクトした作品だった。

フィルブルマンズの要素もあり、ニューシネマパラダイスっぽい要素もあったけれど、そのどちらよりも淡々として演出が控えめ。

映画と光に取り憑かれたサマイ。くるくるした目が印象的。マッチ箱やカットしたフィルムを使った物語が笑える。9歳なのに作る映写機が本格的で驚く。

フィルム映画の衰退や再利用される工程、時代に取り残された人々などサマイの目を通して描かれる。

監督の幼少期の実話のようだけど、母の作る料理がとにかく美味しそう。
反対していた父親が背中を押して送り出すシーンも良かった。
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