このレビューはネタバレを含みます
う〜ん…実在する和平オーケストラがモデルとなってるらしいから無茶な設定ではないはずだけど、どこかファンタジーテイスト（SFと言う意味じゃなくて紆余曲折の描き方がどこか夢物語的すぎる）な気がして始終冷めた目で観てしまった…。ハッキリ言うと観終わった後「うっす〜」という感想しか抱かなかったし、空港でのゲリラ演奏のシーンなんて思わず「いやいや…嘘でしょ」って苦笑いしてしまったんだが…。あと無宗教の自分から見てもイスラエル人とパレスチナ人の描き方がフェアじゃなかったと思う。イスラエル人のキャラクターに愚かで思慮に欠けるキャラクターを置きすぎ。特にシーラ。お前本当に自国で日々起きている問題について理解しとんか？ってレベルで頭悪すぎる。「ユダヤ人と一緒だろうが構わない」と送り出してくれたのに、あんなしょーもない駆け落ちで息子を失ったお父さんが不憫で仕方ない。最近パレスチナの映画「オマールの壁」を観たばかりだったからその現実的描写とのギャップなのかもしれんな〜
