しちれゆ

クレッシェンド 音楽の架け橋のしちれゆのレビュー・感想・評価

3.5
紛争中のイスラエルとパレスチナから若者を集めてオーケストラを結成し平和のためのコンサートを開こうとする話。
この提案を世界的指揮者スポルクに持ちかけたのはカルラというなんかの財団の女性。彼女は音楽に特に詳しいわけではなく、この計画が頓挫すると「スーダンでマラリヤ対策をする」とさっさといなくなっちゃう。この人にとってはイスラエル・パレスチナ問題も数あるプランのひとつに過ぎなかったのが非常に無責任。
各々の楽器を携えてオーケストラに参加した若者も音楽の力で融和するのが難しいのは当然。彼らには親や祖父母や親戚やらの上の世代が沢山いて双方の長く根深い紛争の中で憎しみを植え付けられてきたのだから。
あと、主役的立ち位置のパレスチナ側のレイラがとにかく気が強くて…検問では「クソユダヤ人め!」と毒づき、オーディションではマエストロが合否をなかなか決定しないと「Good?」と詰め寄り、コンマスの座をめぐっては「チッ!」と舌打ち。怖い怖い😓しかも出てきた瞬間 濱田マリかと思った😔で、ずっと濱田マリに見えて困った。
″ヴィヴァルディ四季/冬″はとても良かった。″ボレロ″は飽きてるのであまり…💧
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