ハレルヤ

天使と悪魔のハレルヤのレビュー・感想・評価

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.8
ローマ教皇が死去し、その後継者として考えられていた4人の枢機卿が全員拉致される事件が発生。同時に驚異的な威力を持つ反物質が盗難される。犯人はそれを利用し教会を脅迫。大学教授のロバート・ラングドンが事件解決に挑むミステリー映画。

「ダ・ヴィンチ・コード」の続編でロバート・ラングドンを主役に据えたシリーズ2作目。前作が初見時に言うほどハマらなかったので、本作が公開された当時は興味が出ず。でも前日に前作を再鑑賞したのを機にようやくの初鑑賞。

前作よりも分かりやすく、そしてエンタメ作としての完成度が高まっていた印象でしたね。確かに宗教の話は個人的に理解しづらいところはありました。でもスピーディーな展開と事件そのものは割とシンプルだったのが入り込みやすかったです。

4人の枢機卿の殺害予告を追いながら、犯人の正体にも踏み込む。そして命をかけたバトルなど緊迫感が絶えずラストまで楽しめました。見立て殺人も何となく「セブン」を彷彿させる雰囲気。

今回も謎解きをしながらも命の危険に晒されるラングドンはトム・ハンクス。そして本作ではユアン・マクレガーも加わり、キャスト面では十分の充実度。でも今回のヒロインは印象薄かったですね。前作でのオドレイ・トトゥが強すぎたのもありますが。

今回もロン・ハワードの持ち味はしっかり発揮されていて、スリルあるミステリーを堪能できた気がします。3作目もそのまま臨もうと思います。
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