フリーザ

天使と悪魔のフリーザのネタバレレビュー・内容・結末

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ二作目。
と言ってもトム・ハンクス以外のキャラクターは新規だし話も別に繋がってないのでこれ単体でも見れる。

前作同様様々なロケーションに行って謎解きして、を何セットか繰り返す感じの宗教ミステリー。
舞台のダイナミックさや死体のグロテスクさ等はパワーアップ。
とにかくステージが豪華なのがいい。

が、映像がずっと違和感があり背景と人物の動きにズレがあると言うかなんと言うか。調べても出てこなかったけど何かしら特殊な映像の撮り方してるとか上映時には何か意味がある(今で言うIMAXとかそういうの)手法だったんだろうか。
もうこの映像のせいで特にアクション的なシーンは画面酔いが凄くてまともに映像を観ていられなかった。


また、タイムリミットが短過ぎるせいで終始忙しなく、前作であったキャラクターを掘り下げる様な描写が皆無だった為凄い速度であらすじだけ読んでる様な気分になった。
映画そのものが原作のストーリーを追うことに必死でドラマ性やなんかがおざなりになってる感。
その為パートナーの女性科学者も全くキャラが分からないし、ユアン・マクレガーも最後の種明かしまで全然キャラが掴めない為どんでん返し的展開にも意外性もくそもないという状態。

見逃してただけかもしれないけど1時間毎に殺してくぞってルールで2~4人目はたしかにその場で手下してたし助ける余地はあったけどどう考えても1人目はあらかじめ殺されてたっぽくない?助けようがなくない?というのが気になって微妙にずっと引っかかってた。

とにかく固有名詞が沢山でるし設定や何かもわーっとセリフで説明されるので全てを理解して観るのは到底不可能と思い何となくで観ていたけど、このシリーズはそれがいい気がする。
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