どど丼

コーダ あいのうたのどど丼のレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.2
【レビュアーの皆様へ勝手なお願い】
「聾者」「聾唖者」「健聴者」は言葉として差別用語にあたるので、「ろう」「障がい」など、偏見を助長しない書き方にした方が良いです。映画の紹介や字幕がそうなってるから大丈夫なように思えるのが問題なんだけど、1人でも多くの方に認識を持ってほしいです。

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ろう者の生活と、少女と家族の成長と自立の物語。オリジナル版にリスペクトを捧げながら、主人公ルビーや家族、友人、恋人それぞれの内面と人生により深く寄り添った最高の人間ドラマに!ルビーの歌声と彼らの強い想いに心打たれ、最高の"エール"を貰った!

オリジナル版との違いが楽しみだったけど、骨子の話はほぼ同じ、なのに全然印象が違う! キャラクターの内面描写と、ろう者を取り巻く環境により深く踏み込んでる。特に出自や展開のディテールをより映画的に分かりやすくしたり無駄を排除することで、少々癖のあるオリジナルより観やすくなってる。何よりろう者のキャラクターは全員当事者の方が演じているのが素晴らしいです。でもオリジナル版で描かれた主人公や家族の見えづらい内面の表現もとても良かった。どちらにも良い所があるので、どちらかを観た人はぜひ併せて観て欲しい!
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