聾者の世界と健聴者の世界を生きる彼女が、狭間で葛藤しながらも歌うことを通して居場所を模索し生き方を見つめる姿。 違いが溝を生むのではなく、違いがあるからこそ、歩み寄る愛に溢れてて、パーソナルでありながらも繋がり合える希望の物語として普遍的なメッセージを放つ、傑作
繋ぐことのできる音楽の可能性を感じる映画としても秀逸だし、思春期の成長譜としても胸に迫る。聾者家族の生活の一端を垣間見るリアリティに溢れてて、記憶に刻まれる映画体験。一見、ありふれた話に陥りそうなところを、丁寧な作り込みで、新しい映画として観せてくれた熱量に感服
