自分以外の全員が耳の聞こえない家族を支えて生きてきた主人公のルビー。音楽の先生に声の良さを見いだされ、迷いながら頑張って新たに好きな歌の道を切り開くまでのお話です。
このルビー役のエミリア・ジョーンズの歌がすごく良かった！
そして父役トロイ・コッツァー、母役マーリー・マトソン、兄役ダニエル・デュラントは実際に耳が聞こえない役者さんだそうで、作品にリアリティを感じたのはそのせいだったのですね。
ルビーのハンデを背負いながら懸命に生きる家族をなんとかしたいと思う気持ちと、自分の歌の世界に進みたい気持ちの葛藤がよくわかります。観ていてちょっと心が痛みました。
そして、ラストのオーディションで歌うルビーの歌にはちょっと鳥肌が立つくらい…なんて表現が豊かな声なんだろうと感激しました！良かったです。
