どうたく66

コーダ あいのうたのどうたく66のネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい映画でした。感動的でコメディで。だいぶ泣かされました。だからと言ってお涙ちょうだいのご都合主義ではない。

主演の女優さんの演技が自然でとにかく凄い。

物語は自分以外の家族が全員聾者で自分は普通に耳が聞こえる高校生が主人公。家族がみな耳が聞こえず、漁師を営んでいるために、他者と家族の通訳の役割を子供のときから担っている。

歌が大好きで、合唱クラブに入ると、才能があることがわかり、顧問の先生に音学の名門大学入りをすすめられる。しかし家族は彼女が船に乗船しなければ仕事が出来ない。家族への愛で一度は大学進学を諦めるが。

合唱部の顧問の先生がエキセントリックで芸術家気質をあらわしていていい感じ。

お父さん、お母さんもラブラブで豪快なのでコメディ的ドタバタを繰り広げる。お兄さんも耳は聞こえないがマッチョでイケメンなのでそこらじゅうでモテまくる。家族とか周辺の人たちの配役が抜群に素晴らしい。

発表会のコンサートで耳が聞こえない家族の感じている状況を映像にしたり、歌詞が今後の人生の進み方を暗示したりと演出がにくい。また最後の音楽大学の試験で歌うシーンは家族への想いを歌にのせるなど感動的。
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