あかさたな

コーダ あいのうたのあかさたなのネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

家族のなかで自分だけが聴者で、聴者なのに疎外感を持つって想像しても仕切れないなあ、、加えて社会では家族まるごと疎外されたり、嫌な声が自分だけに聞こえるって、ほんとに今までよくグレずにえらいよ!!と思ってしまうが、家族のことが大好きなんだもんね。
歌が好きだけど、家族への後ろめたさとか、こわい気持ちとか、諦めとか、、ほんとにV先生に出会えて自分の人生に向き合えて良かった!がんばった!
コンサートで一番良いとこでろう者目線に変わって歌声が聴こえなくなるんだけど、聴かせてよ!!!って思うと同時に、聴きたくても聴けないんだもんねえええええ、という当たり前の気付きがめちゃ実感として押し寄せた。。
歌の力って素晴らしいなあ。とても魅力的な歌声でした。オーディションで手話しながら歌うのは感涙ものだけど、自分の部屋でマイルズとの背中合わせのデュエットや、お父さんが喉の振動感じながらの歌も良すぎた。。
自由に自分の人生を生きられるくせにイマイチ向き合えていないアラサーは不甲斐なさを感じつつ、良い映画を見られて今日も良い日と思えました。