このレビューはネタバレを含みます
終盤は泣きっぱなしだった。
無音のコンサート。
夜空の下でお父さんのためだけに歌うシーン。
家族に伝えるために手話で歌うオーディション。
娘が生きがいだと言うその歌を聞くことができない、才能があることも理解できない親の葛藤。
聾者への同情でお涙頂戴する映画ではない。むしろ、耳が聞こえないこの家族のことをカッコいい、羨ましいとさえ思った。
家族愛と勇気。素敵な映画でした。
実際に聾者俳優が演じてるから手話があんなにも訴えかけてくるんだろうな。
演技も歌もエミリアジョーンズ素晴らしい。
追記:YouTubeのコメント欄で見かけた、手話でしか表せない感情がある。理解できたと思っていた感情が、無音のコンサートをみて、声を聞きたい気持ちをもって理解できてなかったことに気づいた。って内容に共感。