このレビューはネタバレを含みます
友達の言葉通り「膝から崩れ落ちるくらい良かった」
障がいを題材にするものはあまり好きではない、なぜならそれだけで話にインパクト出てずるくない?そんなん泣けるに決まってるじゃん、と思うから
けどこの作品はそうは言ってられないほど色んな人の愛で溢れていて後半涙が止まらなかった
可能性が無限大な17歳なのに「普通ではない」家庭に生まれたために進みたい道を、しかも親に阻まれる、そんな苦しくて不幸なことある?と、憤りを感じたし
愛する家族を守るために漁業の道を歩もうとするルビーの愛を見て苦しくなった
聾者だからなのかただの性格なだけなのかわからないけど、全然子どもの応援してくれない自己中心的なこの両親好きじゃないーと思ってた
けど、、、発表会で娘の晴れ舞台を楽しめない聾者である自分を蚊帳の外に思いながらも理解しようとするお父さんが、娘の声帯を触って歌わせるシーンで涙のピークを迎えた、、、、
まさか「ロックは尻に響くから好き」という振動で音楽を楽しむスタイルの伏線回収がここで来るとは、、、、
自分は一生わからないことでも娘のためにわかろうとする父、家族に囚われず進みたい道に進ませようとする兄、葛藤しながらも家族は何にも変えられないと思っているルビーの愛に特にグッときた