触れ込みにあるような、家族の愛に涙が止まらないとか程には、私は感じなかったが、普通に良い家族の話かと思う。
割りと物語に既視感があったので…。めっちゃ感動とは特にならず。
多くの子達がそうであるように、主人公のルビーも、自分がヤングケアラーであることに気づいていない娘なのだが、後半、自分のやりたいことに対して主張できる事や、思いの丈をぶつけられた事は、まだ「家族」の形を保っているのかと思い、良かった。何か、ちょいちょい両親が香ばしいのよ。娘に頼り切りなのは勿論として、まだ幼かったであろう娘に、店でビールの注文させてたエピソードとか。紙に書けよ。
兄はいいヤツやと思う。
とは言え、両親は両親で、思いの丈もあり、お父さんが、娘の気持ちを理解するために、歌を歌ってもらって真剣に娘に対峙してるとことかは、泣いた。あの時は、ほんま親感が溢れてた。
結果、全体的にはハートフルで良かったし、何よりルビーの歌声と、楽曲が良い。
ええ声してはった。
