コーダ あいのうたのミリのネタバレレビュー・内容・結末

聾者あるあるがなるほどって感じで面白かった。聾者の人めっちゃ大変だなーと思うと共に、自分が聾者と出会った事が無いことも気付いた。

ルビー役の子凄すぎ。めっちゃ可愛くて綺麗だし演技も凄いし歌も超上手いしで大ファンになった。色んな映画に出て欲しい。


内容はずっと胸糞悪くて辛かった。それまで反対してた両親が、発表会で周囲の反応を見て、反応が良いから上手いのかも、やってみろって。耳が聞こえなくても、上手いのかどうか分からなくても、ずっと家族のために働いてきた娘が涙溜めてやりたいこと言ったらやらせろよ。成功するかは問題じゃないだろ。

自分達が仕事できなくなるからダメだって、そうまでして漁がしたいなら聴者雇えよ。金が無いなら借金するか、それもできないなら別の仕事探せ。自分のしたい仕事のために娘も一緒に働かせるのが自己中すぎてキモすぎて死んだ。ルビー生まれる前どうやって漁してたんだろ。子供は親のものとか親のために何かして当たり前って価値観は本当に根強いなと思った。

ルビーは家族を大切に思ってたけど、それが良いこととも思えない。苦楽を共にして膨大な時間を一緒に過ごしてきたとか、「家族だから」って理由で無条件に親や家族を好きなのは、依存とか洗脳みたいで不健全だと思うし、それでしたい事ができないのは呪いだと思う。


あと、学校の同級生とかオーディションの審査員とか、名前の付いてないキャラの描き方が俗悪すぎてウンザリする。

これ、良い話かなあ。