このレビューはネタバレを含みます
涙腺が……
ここ最近観た中でダントツに素敵な作品だった
音楽会では歌が聞こえない、観客たちが歌に酔いしれる表情を見る
「俺のために歌ってくれ」とルビーの首に手を添えて声帯の震えを感じて歌を聴く
オーディションではルビーの手話で歌を聴く
この3つのシーンがとても印象的だった
ルビーが家族を大切に思うように、最終的には家族もルビーを大切に思っているのがいいなと思ったし、お父さんの娘愛がよかった
「ベビーじゃない、もうずっと大人だ」
子どものうちから唯一の聴者として家族の通訳を強いられてきたルビーは、父親からみても大人だったのだ
ヤングケアラー、ろう者の生きづらさ、貧困など様々な社会問題が描かれており、どうするのがみんな幸せなのか答えが見つからなかった
ラストには希望が示されて気持ちが良かった
Both Sides Nowいい曲〜
