ベルファストに続いて鑑賞したが、こちらは更に素晴らしい。続けて正真正銘の満点です。
お父さんが娘の歌を喉を触りながら聴くシーン、もう勝手に涙が溢れてしまう。そして最後の青春の光と影(Both Sides ,Now)を手話を交えながら歌うのはもう反則です。止まりません。青春の光と影は自分が5歳の時の歌なので、何度もメロディは聞いている(ジュディ・コリンズなのかジョニ・ミッチェルなのかは不明)が歌詞を理解したのは初めて。聴覚と手話の2重の世界を表現するにはピッタリの歌詞ですね。
あと合唱発表会の58秒間(自分のカウント)はすごい。ろう者の視点を上手く表現している。これはオリジナルにもあるようなので、オリジナルも早く観たくなりました。
アカデミー賞作品賞は文句なしです。前年(ノマド)、前々年(半地下)は文句有り有りでしたが。
また、助演男優賞、ベルファストのキアランがと昨日書いたが、父親役のトロイ・コッツァーでこれまた文句なしです。母親役のマーリー(愛と静けさからは随分印象が変わった)も兄役のダニエルも助演賞ものの演技でした。V先生もホント良かった。
主役のエミリア・ジョーンズは演技も歌も上手いので、今回残念ながらノミネートされませんでしたが、いつかはその舞台に上がれるのではないでしょうか。