4人家族の中で唯一耳の聞こえる主人公ルビーの物語。家族のために通訳として手伝わなければならないことと、才能があり、自分が大好きである歌の道に進み自分の人生を歩みたい気持ちとの間で揺れる思いや、家族や先生、同級生との間で紡がれる人間ドラマにとても引き込まれた。歌唱シーンはとても美しく感動的でとても印象に残った。感動的なだけでなく、学生であるのに家族に通訳や仕事をやらされたり耳の聞こえない家族を持つことでの大変さについて考えさせられる映画でもあった。軽快で面白いジョークや会話シーンも多く盛り込まれていてとても楽しめた。