世代的に“おニャン子クラブ”は、
僕よりやや下の年代が夢中になったグループです。
そんな私でも、秋元康が仕掛け人となった、
『セーラー服を脱がさないで』という曲はは知っているし、
メンバーの工藤静香がキムタクの奥さんになったことぐらいは知っています。
メンバーのパフォーマンスは、
現在アイドルの頂点を極めている、
“AKB48”や“モーニング娘。”(この例えも今や少々古いですね)らからすると学芸会レベルなのだが、良しにつけ悪しきにつけ、
日本のエンターテイメント界において一時代を築いたグループだということは事実なんですね。
この、良しに就け悪しきにつけというところがポイントなのですが、
このレベルの映画でも、堂々と製作されそこそこのスタッフで全国公開されたというのが時代なのです。
おニャン子を狙う謎のスナイパーを関根勤。
おニャン子のコンサートを観るためにわざわざマラソンで出かける若者に、江口洋介と宮川一郎太。
マネージャー(?)に桃井かおり。
おニャン子クラブのコンサート映像の狭間に、
彼等のエピソードが絡んでくる。
原田真人監督自らの脚本は、全然面白くない(失礼)
ただ、
現在もバラエティ等で活躍されている、
国生さゆりや渡辺美奈代、
渡辺満里奈や生稲晃子らが若い。
一時代を築いたおニャン子クラブの、
記録的価値のみの作品であります。