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隔たる世界の2人のhiのレビュー・感想・評価

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)
3.8
ある最高に幸せな朝、家を出ると、その黒人男性は必ず白人警官に殺される、というタイムループにはまってしまう、、、、というお話。

2020年のBLMのきっかけになった
あの事件まんまに再現された最初のターンはまだしも、※誤って殺してしまったという警官の表情 があるが
後のターンは、黒人を殺したい白人警察像としてしか描かれず、個人的にはそのバックボーンが出てこないのでなんだか、警官が完全悪としてしか描かれてないので、もう一つ物語がほしかったかな。

短くてテンポ良く見れるし、
全体的にコミカルなタッチで、白人警官がターミネーター2の警官の服を着たロボットを演じたロバートパトリックの様な描かれ方なのでそこは普通に面白かったりはします。

ただ伝えたいことがあまりに一方的なので(実際過激な思想の白人が多くいて、無抵抗な黒人たちを、殺しているという事実があること、彼らの名前を叫ぼう!というメッセージはほんとに素晴らしいと思いましたが、)そろそろ、その事実をなぞるだけだけではなく、なぜその様な過激な思想の人間が出来上がるのか、ということを少しでも掘り下げて欲しかった。。。かな。アメリカンヒストリーXの様な負のループが続いてるんですよね、今も。。。

こういう時代を反映した題材をすぐにでも配信できるNetflixの力が、ほんとに凄いと思いました。
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