このレビューはネタバレを含みます
ジョージフロイド事件をテーマに黒人差別問題に直球勝負を挑んでいる意欲作
設定自体はなんの脈絡もなくループに取り込まれる不条理系だが
短編だから 投げっぱなしだから というわけではなく現実そのものが不条理であるという皮肉になっているのが素晴らしい
オチとしては徹底的に黒人差別と戦うとしながらも作中では白人警官側の意見も代弁しておりどちらの側面からも考えさせる作品だと思う
もうすこし白人警官側に同情できる要素があっていいかもなとオチを見て思うがそれは日本の感覚なのだろう