余りにも過剰なテレビシリーズファンへのサービスは目に余るし、それが出てくるたびに私が好きな映画からはかけ離れていく。しかし、心のどこかにまだいるアニメを見まくっていた頃の自分は明らかに大歓喜しており、結果、見て良かったなぁとしみじみしてしまった。色々ガラパゴスなテレビアニメの世界にもまだまだ批評性はありそうだ。
社会人設定は色々な意味で成功していると思う。正直、彼女達の内面は高校生の頃からほとんど変わっていないようにしか思えない。社会人という境遇に無理やり合わせているキャラ設定だが、それが変にリアリティがある。こういうもんだろ20台前半は、みたいなメッセージを節々から感じていて、それが癒しに繋がっている。そこはすごく面白かった。そして志摩リンの東山奈央は本当に好き。
