こーたろ

シン・仮面ライダーのこーたろのネタバレレビュー・内容・結末

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

面白いんだよ!!単なる庵野教なので、実相寺継承のカメラアングルとテンポとセリフ回しで問答無用で楽しめてしまうから毎回お得なわけよ。
とはいえ、ライダーであるヘルメットや装備、バイクの必然性を理解させた上で話を進行させるので、だからそれで戦うんだ、がわかるのさ良かった。

あと浜辺美波が可愛すぎてしぬ。
それこそ色んな角度から映すんだが、どの角度から観ても完璧でして、、
マジで良い角度で撮るからさ〜
美しさの二乗倍なんだよ!

あとpg12で適度な暴力描写も良い。
作品で表現した結果設定した、作品主体のターゲットだよね。
ターゲットに媚びないのが良いんです。
自分が好きなものを作ってるから良いんです。

あと絶対買うのでサソリオーグのフィギュア出して下さい。

ガクッ。



2回目観てきた。
2回目の方が何してるか理解しやすかったなあ。
改めて、ストーリーだけじゃなくカメラワークが面白いと気づいた。

例えば、
・くもの拘束を空中で引き剥がし吹き飛ばすシーン。吹き飛ばしながらキックの回転モーションに入る無駄のない頭脳明晰な本郷の性格を表すアクション。
・マフラーを着せる浜辺美波のタケシ視点
・セーフティハウスの入口上カメラ
・契約成立時の4人。カメラが面白いので、ただテーブルと難しい話で面白い。
・ルリ子がリロードする際にに弾倉を落下させる所。落下衝撃でカメラが動くのがクール。普通ならただカッコよくリロードするのを弾倉の方をカッコよく見せる所ね。
新しいものより捨てられていくものに意識を持たせる庵野イズム
・コウモリのアジト、赤い絨毯の上での問答。赤は正義の色という2人の立ち位置を色で暗示させるシーン。
黒と赤しかないので奥行きがわからない一枚絵みたいで面白い。
また、この構図はお馴染みの初号機とゲンドウを見上げるシンジ、
男の戦いで覚醒初号機を見上げるリツコとミサトに似ている。
何か強い意志を示す時はコレが良いのは実証済みだよな!
・コウモリをキックするシーン。2体は蹴りが直撃した状態で硬直してるのに周りの景色がハイスピードで変化する。地上に到達した際にどうなるかの期待値で、地上に近づくにつれてテンションが上がる。
・コウモリのあと、線路上で2人が歩み寄るシーン、ルリ子が大丈夫と聞くシーン良いよな。ルリ子も優しいんだよな。
・蠍オーグの断末魔のガクッ、をモニターするヒゲ2名の絵。前回ヒロインだったまさみの死に際すら描写されない扱いが逆においし過ぎる。ガクッてのが若い人に伝わるのかが楽しめるかどうかを分ける笑
・蜂オーグの最初の対面。左に蜂、右にルリ子、真ん中に中立のK。今回シンメトリーが多い。
・蜂オーグへ2回目に行くときの、ルリ子のかっこみ
・プランを信じてくれ、をあなたを信じるにいい直したとこ。関係性が良くなってる。
・2回目のルリ子と蜂の屋上。
V字に並ぶ敵、その後の画像判定
・蜂の巣状のアジト、マギシステムが沢山並んでる感。しかもサーバ破壊が絡むのも機械が重要である感。
・蜂オーグの屋上ライト、全て横に閃光が走るようになってるのがカッコいい。
・蝶オーグ戦、吹っ飛ばされた本郷がカメラに向かって体勢を直しながらスライドしてくる後ろ姿
・2号とのばとる。あれ、この場所メフィラスと戦ったとこに似てない?時間的にも同じくらい。
・蝶オーグの玉座、シンメトリーでラスボス感。
・〇〇空間への柱を壊すためにサイクロン号をぶつける。これはシンウルトラマンでゼットンを消し飛ばした感じに似てる。
・嘘のない世界に全人類を移動させる、それが幸福だから。みたいなんはまあ人類保管計画だよね。またやってるよ庵野さん。

後また観たら随時追記しよ


アップが多いけどロケーションの奥行きがあるからはそのギャップが飽きない進行を作っている気がする

池松さんらケガしちゃったけど、
練習したものや役の意識をちゃんと伝えているから無駄じゃなかったんだな
こーたろ

こーたろ