ナンジャコレ作品ではある。しかし妙な力がある。
この作品は高評価と低評価でスパッと分かれている印象だが、要は加点法でつける人は高評価、減点法でつける人は低評価になっているのではないだろうか。魂のしびれるような美しいカットと、なんかもうどうしようもないぐらいグダグダなカットが混在していて、そのように感じた。個人的にはね、加点法でつけるタイプなので、好き。
ストーリーなんてあってないようなものなので、大空を翔ぶ仮面ライダーのハッとするほど美しい跳躍、サイクロン号で走る完璧な造形の横顔を楽しむ作品だと思う。
ところで庵野監督、ティム・バートンとかウェス・アンダーソンみたいに、気に入った俳優はとことん擦り倒すタイプのよう。ライダーとルリ子以外ほとんど全員シン・ゴジラかシン・ウルトラマンに出てるんじゃない？浜辺美波はあまりにも綾波レイだったので、今後お気に入りになりそう。
あと、まさみオーグ何しに来たん？
