べるーし

シン・仮面ライダーのべるーしのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.9
ひっさびさにフィルマークスにログインしたら通知の膨大さにおっぱげた...!

仮面ライダーへの知識はリアタイでカブト、電王を観て以来、ZOを観た、初代をYouTubeで観た。くらいでこのシリーズにこそ思い入れなどはない分庵野作品としてもフレッシュに鑑賞できました。

結論から言えば面白かった!が、思った以上に庵野監督作だったw シン・ゴジラやエヴァなどから、庵野さんといえばニヒルなドラマを得意とする作家さんというイメージが根強くなったと思います。まあ確かに、それは間違いではないんですけど、他の作品を追っていくと寧ろ今作のような外連味の多さこそがシン・庵野さんなのではないか?と改めて思いました。

東映といえば...時代劇とヤクザ映画だ!なところとかね、で、二号とのタイマンだったり、このぶっ飛びようは昨今の作品では見られることのなくなった要素満載で個人的には面白かったのですが、そりゃあ賛否分かれない筈がない。
あと流石に映画のフォーマットでやるには尺不足なのが今作の大きな難点でございましょう。それでも、シン・ウルトラマンの斎藤工と長澤まさみよりもバディと言えるように本郷とルリ子を軸としている作劇は非常に良かった。
もっと言えば、役者は全員良かった。

そして、仮面ライダーに今からでもちゃんとハマれる事が分かっただけでも大きな収穫のある作品でござんした。今年の映画では出来はともかく好き度で言えばかなり上に来る、ある種魔剤の如き映画。シン・仮面ライダー、私の好きな映画です。

あと、浜辺美波がぶち可愛い。
べるーし

べるーし