ストーリーの感想としては、話は特に起伏や展開なく淡々と進むし、特別目新しい要素もないので、あまり面白くは無い。
ただ最終的になんとなく満足感は残る。
（ラスト付近の流れは悪くないのと、画面レイアウトと音楽の妙技か？）
しかしそれより何よりヒロイン浜辺美波さんの滑舌が…！！一般人としては普通かもしれないが、役者としてはあまりに滑舌が悪く、全身全霊を込めて観ていないと…いや観ていても聴き取れない場面が再三再四…。
見た目は良いのでCM等で見る分には好きな方ではあったのだが、これではあまりにも…。森山未來との対話シーンになって森山の明瞭な滑舌にどれだけ(自分が)救われた事か…！(苦笑)
池松壮亮も、これはキャラ設定的に仕方ないのかも知れないが、なにかモチャモチャ喋るために、もう少しでいいからピシっとキメて欲しい腰砕けになる喋り・場面が多々あり…（基本的にビシッとキメる様な場面はほぼ無いので、ホントもう少しで良かったのだが）
こちらも柄本佑の登場でだいぶ救われた。
また、アクション・特撮面でも、わざとチープにしているのか何なのかよく分からない蝙蝠オーグや空中格闘などはともかく
スピード感や迫力を出す為なのか、カット割りが異常に多く、しかもその殆どが寄りカットの為に何が起こっているのかサッパリ分からずに、快感やカタルシスのへったくれも無く、ストレスばかり溜まるのも残念であった。
