このレビューはネタバレを含みます
原作未読。
結論から言うと、思いのホカ良かった。
元々あまり邦画に期待してないので、CGや特撮がショボすぎて萎えたりとか、本田翼が映画オリジナルの追加要素で本編から浮いてるのではとか、変にチャラついて悪目立ちするイケメン若手俳優()がいるのでは等、心配しつつ観たが、幸い杞憂であり、萎えてゲンナリするレベルの物は無くて良かった。
内容的には、架空ならず者国家に先制で仕掛けられまくるが、自衛といえども決して戦争に発展させる訳には行かないし圧倒的有利な戦力を有してるわけでもない、というメチャクチャ厳しい状況のなか、次から次と仕掛けてくる物にどう対処するのかという、どうすりゃええねん、なハラハラの緊迫感を政治劇(と言えるかは微妙だが)含めてかなり楽しめたし、あらためて色々考えさせられた。
上記の通りの厳しい戦いなので、カタルシスなどは得られにくく、グヌヌヌ…フハァ〜。という展開続きのなかで「いてもうたれ！」のオジさんは救いであり良かった。
不評らしいコンビニ描写も息抜きとして最低限の尺で悪くなかったと思う。
(まぁ、もっと何か有るのかと思ってたから観てられたのでもあり、結果的に若干肩すかしではあったが)
ラストも、ずっと「これは序章なんだろうなぁ」と思いつつ観ていたので、「あ、まとめちゃうんだ…ならこうなるくらいしか無いだろうな」的な感じで、肩すかし感はあるがエピローグ的部分の尺も結構取ってくれてたし、あんなもんであろうと納得です。
