土平木艮

シン・仮面ライダーの土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

◎2023/03/29…劇場で鑑賞。

●鑑賞後の感想…『………面白かった』。
でも、何か釈然としない。
『シン・ゴジラ』の時の様な満足感が無い。


●暫くして『熱が冷めた』後に改めて考える。『…何か…イマイチだった気がする』。

『偽ライダーとの戦い』や『ラストの決着の方法』等、確かに『物足りない感』はあった。

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◎約一年経って、2024/04/01、自宅で再鑑賞。


●岡田斗司夫氏の『シン・ウルトラマンとシン・仮面ライダーは家のテレビで観た方が面白い』説に基づいて、観てみた。


●結果…劇場で観た時より面白く感じた。何故か?

考えた結果、理由が2つ思い浮かぶ。



①『ゴジラ』は元々が映画作品なので、大きなスクリーンと相性が良い。

一方、『ウルトラマン』『仮面ライダー』は元々がテレビ作品なので、自宅のテレビと相性が良い(※勿論、リアルタイムに近い状態でテレビで観てたための『懐かしさ』や『慣れ』が関係してるのも間違いないけど)。



②庵野監督は『ゴジラ』にはさほど思い入れが無かったので、『遠慮なく原作を破壊するコトによって生じたエネルギーが有った』。

一方、『ウルトラマン』『仮面ライダー』には思い入れが強過ぎて、『原作を大きく変えられなかった』ために『新しさを感じられなかった』。
さらに『好き過ぎるが故に原作をなぞる部分が多かった』ため、『それをテレビで観ることによって過去の記憶が呼び起こされる』効果が有った。



●劇場で観た方も、自宅のテレビで観てみると、また違った面白さが感じられると思う。
土平木艮

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